数学PC研究部!

数学やイラストやPCを趣味としているネコです

どうして(-1)×(-1)= +1 になるの?

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 1 . どうして?

 

 中学校の数学は、〚正の数、負の数〛からスタートします。

 そして、こう思ったことはありませんか?

 

「なんで、(-1)×(-1)は+1になるの?」

 

 この疑問を、中3で習う因数分解を使って解説します。

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 2 . 因数分解での証明

 

 因数分解には色々な公式があります。

 その中でも、今回の証明で使うのはこの式です。

 

 

 定番の式ですね。数学マニアなら誰でも見たことがあると思います(笑)

 まず、この式を少し作り変えます。すると...

 

 

 このようになります。

 

 次に、-1(0-1)と見立てます。

(-1)×(-1)は (-1)² なので、(0-1)×(0-1)は (0-1)²ということになります。

 この時、nを0としてこの式に代入をすると...

 

 

 

                 

 

    

      

 

 と解くことができます。

 よって、(-1)×(-1)+1になると言えます。

 

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 3 . 他の計算の仕方もある!

 

 この定義は「1」に限ったことではなく、全ての数において

 

 負の数 × 負の数=正の数

 

 と定義されています。

 この定義は、今では色々な方法によって証明されています。

 

 分配法則を使う方法

atarimae.biz

 時間や量で考える方法

note.com

 

 などと沢山あります。

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 4 . 終わりに

 

 いかがでしたか?

 今回は、因数分解を使って「なぜ(-1)×(-1)= +1 になるのか」を解説しました。この証明方法はあくまでも一部の方法で、他にも分かりやすい証明方法が、たくさん世の中に出ています。

 みなさんはどの証明方法がお気に入りですか?

 ぜひコメントに残していってください!

 

 また次回お会いしましょう!